2009/11/04

RE: 日本語に求められる機能 -raurublock on Hatena

元記事は、日本語がなぜこんなに難しいのか。機能性だけでなく「文化」の特性から切り出した記事。

日本人は相手に恥ずかしい思いをさせたり仲間はずれを作ったりするのが大好きで、日本語はそういったいじめの切っ掛けを多数作り出せるように意図的に難しく作られている。というのは流石に言いすぎ(オオマチガイでもなさそうだけど)と思う。

でも「同族/同属であることを確認しあうことで得られる安心感」を求めて、不必要に複雑化した面はあるだろうなぁ。

ただ、日本語に限った話ではないと思う。その人が属する「階級(class)」によって話す言葉(国によっては「言語」さえ)ことなる、というのは割と一般的じゃない?

結局、「言語」って放っておけばどこまでも特殊が進んでいくもので、「文化圏の外にいる話者」が少ないほど、分かりづらいものになってくんだと思う。

むしろ「英語」は、広い地域でツールとして使われるようになったコトで「結果的」に、そういう「くびき」から逃れたんじゃないかな。

大きくざっくり見たときに、「英語」では最初から「相手は違う文化圏にいる」コトがアタリマエ。だから「英語のお約束」が通じるコトで「同族/同属であることを確認しあうことで得られる安心感」なんて最初から期待されていないし、であればそんなものは少なければ少ない方がよく、自然使われなくなっていくので廃れていく、と。もちろん知識階級/教養階級では事情が異なってくるけどさ。

そういうわけで「日本語」をもっと平易な言語にしたければ「文化圏の外にいる話者」を増やせばいい、というのがボクの結論。……ところでニワトリとタマゴはどっちが先だっけ?

内容:

"つまり、日本人が日本語を学ぶ主要な目的の一つに「恥ずかしい思いをしない、仲間はずれになりたくない」というものがある。逆に言えば、「相手に恥ずかしい思いをさせる、仲間はずれを作り出す」ということが日本語の主要な機能として日本人から求められている、と言えるんじゃないか。ネット上で「日本語でおk」などと相手の日本語のおかしさを揶揄する悪口が溢れているのを見てもそれがわかる。"
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