2011/06/01

ちょっくらフィリピンに行ってきます。5年ほど。

ちょっくらフィリピンに行ってきます。5年ばかし。

職務は現地法人のIT部門のマネージャ。日本では上司に「マネジメントが分かってない!」と怒られてたボクが!

滅多にないチャンスなので精一杯頑張ります。

落ち着いたらフィリピンの様子もあれこれ伝えて行きたい次第。

期待と意気込みで半分、不安半分のまま、まずはぼちぼちフライトであります。





Location:Narita,Japan

2010/12/07

脳と心の関係は、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの関係に相似す る。

脳と心の関係は、ちょうどコンピュータのハードウェアとソフトウェアの関係に相似する。

脳は実体をもち無数の信号が行き交い反応しているが、心は物(ぶつ)として実体のない現象である。ちょうど宮沢賢治「有機交流電燈のひとつの青い照明」であると、自らの存在を規定したように。少なくとも「脳」という依代なしに、独立して「心」という現象は存在し得ない。

これはコンピュータのハードウェアとソフトウェアの関係と相似している。

ハードウェアは実体として「物」そのものであり(ファームウェアはとりあえず横におく)、内部では無数の電気信号が行き交っている。その上でソフトウェアという物ではない現象が、一つ一つの電気信号に意味と意図を与えることによって実在する。ここでも「ハードウェア」という依代なしに、独立して「ソフトウェア」という現象は存在し得ない。

この話、同僚から不意に「脳科学者と精神科医って何が違うの?」と問われて説明したときの喩えである。脳というハードウェアからアプローチするのが脳科学者, 現象としての心からアプローチするのが精神科医だ、とそんな風にまとめて。

……書いてみて気づいたけど対比させるなら「脳科学者と心理学者」(全般が興味領域, 学究的)か「脳神経科医と精神科医」(病が興味領域, 工学的)であるべきだよな。

さておき。

幸いにして「じゃぁ、ソフトウェアとしての「心」は複製可能なのか? 別のハードウェアへ移植可能なのか?」という難しい反撃は受けずに済んだ。そのような反撃を受けると、ややこしい説明を弄り出さねばならず、難儀しただろう。

……でも、その方面の想像は妄想としても楽しいよな。

そんなわけで以下は妄想の垂れ流し。

「心」の複製や移植ができないのは、その設計書がないからだ、と仮定する。つまりハードウェアとしての「脳」, ソフトウェアである「心」のアーキテクチャの完全な設計書が公開されれば、それは可能だと仮定する。

我らが創造主は、ソースコード至上主義者だったのか、それとも不精だったのか、はたまた特許ビジネスに目をつけたのか。理由は分からないけれど、脳と心の設計書は非公開である。

となるとリバースエンジニアリングして設計書を書き起こすより仕方ない。その試みが心理学であり、脳科 学なのだろう。

彼らの挑戦が実を結んだとき、つまり脳と心の完全な設計図が再現されたとき、さてはて何が起きるか。

脳に関しては、おそらく科学的知見としてオープンソース化されるだろう。ロボットやコンピュータのテクノロジへ転用されたりして、たいそう楽しいことになるだろう。人間と同じように経験から学習するロボットやコンピュータが登場したりして。

さて他方、心はオープンソース化されるか否か? 例えば「経験」はプライバシーに属するものであるハズだけど、それはコードなのか、それともデータなのか? コードであるならば、オープン化の対象になるべきなのかどうか。フリーソフトウェア財団が出てきて「心も自由に(利用でき、ハックできるように)なるべきだ!」と言うのかどうか。

あるいはコンピュータの中に、また広大なネットの中に「心」を宿すようなプロジェクトが起きたりするのじゃないか? でも、ネットのような群体に宿った「心」は、果たして一つの人格と言うべきか否か。

あるいは不変のシリコン系デバイスに自らの「心」を移植して「不死」を得ようとする試みが、かなり真面目に行われるのではないか。しかし、そうして得た不死の長い時間に「心」は耐えられるのか? パッチの適用やバージョンアップ、あるいは再構築による世代適応が必要になるじゃないか? やがて、その道の専門家が現れたりするのじゃないか?

やがて「心」はプロダクトになり、人々はそれを購入するようになるのか。継続的なバージョンアップやパッチ当て, 不具合・異常動作時の問い合わせの必要から、それは保守サービス契約込みで利用した期間に対して対価を支払うSubscription課金になったりするのか?

いやはや、徒然に妄想を逞しくするのはいと楽しい。

2010/11/25

Gigazine の @bookscan_jp に関する記事を読んで驚きつつ、プレミアム会員向 けのサービスがもう少し低コストで利用できたらうれしいな、と思っ た。 #bookscan

GigazineのBOOKSCANの 取材記事を読んで、その急成長ぶりに、えらく驚きつつ。(だって、立ち上げ当初、ほとんど個人のバイトくらいの設備規模とサービス内容だった ものが、どちらも驚くほど急拡大してるんだもの!)

限定プレミアム会員なんてできたんだなぁ、どんなサービスがあるのかなぁと眺めていたら:

◆限定プレミアム会員
・月額9980円
・納期は当日〜1週間以内
・AmazonなどからBOOKSCANへの直送OK
・ファイル名変更とOCRは無料
・チューニングラボ優先作業
・毎月50冊までスキャン無料
・発送用ダンボール箱を無料提供
・PDFファイルの無制限保管
・管理番号のプリントアウト不要
・書棚モードが利用可能
本 を送るとスキャンして電子書籍化してくれる「BOOKSCAN」の裏側を見せてもらいました - Gigazine

三つ目のサービス、「AmazonからBOOKSCANへの直送OK」でピピッと来た次第。これはなかなか、地味ながら海外邦人、特に海外 支社や事業所の駐在員の生活を地味ながら力強く変えてしまうんじゃないかと思ったのだ。

要するに「ふつう、たいていは海外に駐在となったら滅多なことじゃ日本の本は手に入らないよねー」という前提が変えられるよなぁ、というお 話。BOOKSCANの限定プレミアム会員になってしまえば(会員料は別として)比較的、低価格で日本の本を手に入れられる。さまざまな制約 はあるんだけどさ。

世の中を変えてしまう、というほどのことはないし、そもそも書籍がデジタル化していくまでの隙間を埋めているようなサービスなのだけど。で も、書痴あるいは書痴予備軍な海外邦人にとっては大きいよなぁ。

ただ、そのサービスを受けられる状態を維持するためのランニングコスト(月額\9,980-)は痛いよな。Amazonからの直送OKだけ に絞ってもいいから、今の会費の1/10くらいのコースを初めてくれないかなぁ。

2010/11/14

IT環境をシンプルにする仕事はちっともシンプルじゃない。

例えば、全ての公務員端末を、可搬記録媒体(USB、DVD)に記録できない、完全なシンクラ イアント化し、データ全てをデータセンター内のサーバー、ス トレージに集約し、OSもTrusted化し、管理や運営はプロに任せ、ユーザーは、全くシステムの責任を持つ必要がない環境にしてしまう。 本当にシンプルですよね。そして、PC上にあるアプリケーションの殆どをオープンソース化し、コストを大幅(1000億円程度/年間)に削減 し、Cloud化によってサーバーを集約化し、PUE1.2以下のエコDCを活用して、環境性能を向上させ、全ての認証をシングル化し、目線 をサービス主体にし、多くの投資をそこに充てる。

誰が考えても分かりやすい事なんだけど、これが何故進まないのでしょうか?
あ らためて、もっともっとIT環境をシンプルに!! - 彰二郎のブログ2

言ってることはホントにシンプルで、例えば目の前のITインフラ/プラットフォームやその運用管理の改善に四苦八苦しているようなボクに だって分かるし、日頃おなじようなコトを言っている。

でも、それが進まない理由は決して「どこかに大きな力(組織力)が働いて」いるからなんかじゃなくて、ごくごく単純に業務からのアプローチ がないからだよ。見えない圧力なんて想定する必要もない。

サーバの標準化は、まだITインフラ/プラットフォームからのアプローチでも解決しうるかもしれない。でもそれですら、IT部門全体の「業 務」を否応なしに巻き込まずには進められない。

ITインフラ/プラットフォームの選定基準を策定・コミットし、それに従って新規開発を行う……そのよううに開発部門の業務を変える。既存 の業務システムをマイグレートするならば、そのための「業務」を新たに作る。もし既存の組織に、そのための「機能」や「役割」がないなら、新 しい組織を作らなくちゃいけないかもしれない。

まして組織の中の圧倒的大多数を占める「エンドユーザ」が使っているPC端末に関しては、もっと業務に深入りしていかないとどうにもならない。

シンクライアント化にしろ、オープンソースなアプリケーションへの移行にしろ、使い慣れた文房具を捨てて総取替えするのと同じコトなんだも の。おそらく、ほとんどの業務が現在の「パソコン」の環境を暗黙の前提としている中で、いきなり新しい文房具へ移行しろといっても上手くいか ないのはアタリマエじゃない? 不安もあるし、不安以上に実際の支障もある。

まず小さな組織単位から業務と、そのI/Oのつながりをモデル化し、文房具から切り離して可視化するんだ。

そこで初めて、文房具取り替えるための課題が見えてくる。課題がみえれば、それを解決するための方法論、ソリューションを組み立てることが できる。ソリューションが組み立てられば、プロセスとアウトプットにバラすことができて、そこまで行けば計画を作ることができる。計画を実行 してみれば過不足や誤りをが明らかになり、次の計画にフィードバックできる。

最初は途方もなく時間が掛かるかもしれない。でも、フィードバックを繰り返した「計画」はそれ自身が優れたモデルとなり、劇的にスタート アップをスピードアップしてくれる。

結局のところ「誰が考えても分かりやすい事」とタカをくくっているボクたちIT側のスタッフ自身が、それを妨げているのじゃないかしら?

2010/06/24

タスク管理とスケジュール管理、ホントは一体のものだよね。割り込みが少ない ならスケジュール管理に、多いならタスク管理に寄せたらいい。 #lifehack

RTMの使用を停止し、数週間テストした結果としては、「スケジュールにタスクを時間割風に落とし込め ばそれだけで私の仕事は滞りなく回る」という結論に達しました。私の場合、Googleカレンダーに期日(=締め切り)を明記し、プロジェクトとルーチン のカレンダーを必要数作り、逆算思考的な段取りで 「何月何日何時に何をやるか」を30分一塊としてGoogleカレンダーに入力すれば、十分仕事が回ってしまうことが判明しました。尚蛇足ですが、ついで に手帳の使用も止めてみました。iPhoneアプリの「Refills」であればスケジュールも大まかなTodoリストも一緒に管理できるからです。これ も結果として別に私の仕事に手帳は必須なものではないという結論になりました。今ではiPhoneと5x3インチカード+ジョッターだけで全ての仕事を回 しています。

もっとシンプルに言うとこういうことです。1日8時間という労働時間を30分一塊ですから、1日には最大16コマの授業(仕事)を入れることができるわけ です。その16コマの中には「A-Project(青)」だったり「ルーティンワーク1(オレンジ)」だったり、「B-Project(赤) Mtg」などと書いておくだけという簡単なことです。Googleカレンダーのバーチカル表示で見れば、どれくらいかかっているのかも一望できます。一応 Project毎にTodoを書き付けた5x3インチカードがありますが、スケジュールを見ただけでは仕事の内容が思い出せないような仕事は皆無だったの です。
タ スク管理とスケジュール管理を分ける必要があるのだろうか? - Find the meaning of my life

タスク管理を全てスケジュール管理に統合したというお話。なかなか快適そうで羨ましい。

ただしタスク管理を、きちんと経験したからできることでもある。なのでスキルとしてのタスク管理は変わらず重要。加えて、割り込みの仕事が比較的少 ないってのも条件としてある。

割り込み中心だと、スケジュールに落とさなくていいからタスクをスタックして順次とりだして処理してろ……って話になるからね。

そもそもクラス構造的には「スケジュール」は特殊化されたタスク(時間軸に対してマッピングされたタスク)なので、タスク管理に対してスケジュール が統合される方が自然なハズなんだ。だから@nokibaさんの:

エントリでKazumotoさんは、「全てのタスクを予定として扱ってみたら」と実験していますが、私が やって いるのは、「予定も全部タスクにしてみたら」ということです。

予定をタスクとしても、タスクを予定としても、どちらか一方にしてしまえば、それはほとんど同じことになります。ですが、ちが うところはあります

私は「予定」と「タスク」を次のように定義しています。

「予定」とは開始時間が決まっているタスク
「タスク」とは開始時間が決まっていない

「予定」と「タスク」 - ライフハック心理学

こっちのやり方の方が、汎用性が高くて扱い易いと思う。問題は見やすさと、特殊化したタスク(スケジュール)を上手く扱ってくれるツールが見当たら ないところ。

属性(時間軸)と表示(カレンダー上の時間をタスクが占有するみたいな)の問題だけなので、ソフトウェア的には実装は難しくないと思うんだ。理想は タスクプールをアルゴリズムが自動的にスケジュールへ割り当ててくれることなんだけど……まぁ、そこまでいくとちょっとしたイノベーションかもしれない。

……でも、なんでだか、ボクの知る限り、そういう発送のタスク管理アプリケーションは見かけないんだよね。誰か作ってくれないもんかしら。

さておき。そういう状況の中で、タスク管理とスケジュール管理が統合できるメリットは大きいよね。ツールもアレコレいいのがあるし、管理しなくちゃ いけない対象が減るってのは単純に楽だもの。

……そーいえば@kazumotoさんは、創造的反 逆児として割り込みの少ない環境を自分で作ってたんだっけ。ボクが真似するなら、まずはそこからかなぁ。