2009/12/09

RE: ネット初心者に送るTwitterを使う時に注意すべき点。~Twitterリテラシ~

元記事は#twitterで完全に「匿名」であり続けるのは困難だ、という指摘。

フォロー, フォロワーから個人が特定されるというのは考えすぎじゃないかな。経験的な感覚ではフォロー/フォロワーが増えるほどノイズの比率は高まる。少なくとも「知り合い」の比率は驚くほど下がるよな。ボクのタイムラインは顔も見たことない人たちでほとんど埋まってる。

とはいえ長期間に渡る「呟き」の集積やlistaから類推される属性が「個人」を特定するに足るデータベースになるって点は、ボクもそう思う。結構、驚くほど無防備に「個人」の断片を散りばめてたりするよね。自分を振り返ってみても。

で、そのあたりの考察を経て、元記事では、だからtwitterは「個人」が特定されても(将来のパートナーや雇用主/取引先に知られても)困らないような使い方をしようって結びになっている。

それは確かにその通りなんだけど。でも、それってtwitterに限って運用してもあまり意味のないポリシーだよな。どんなサービスだって長期間にわたって使っていれば個人を特定しうるだけの情報は蓄積されるし、それ以上に複数のサービスをまたがって解析すれば、分析の角度が多面的になった分だけ精度は高まる。例えばAmazonの買い物履歴とWebアルバム, それからblogなんかを組み合わせるだけでも丹念に追っていけば驚くほどの「個人情報」が浮かび上がりそうだよね。(確か米国でそんな実験がなかったかな?)

そんなわけで、ボクは「Webサービスは全般的に人に恥ずかしくない使い方をしておこうね」とアドバイスしたい。それができない(人には見せたくない面を表現したい)場合には、なにか特別な仕組みが必要だと思うよ。

内容:

"Twitter 上では、匿名を保ち続けるながら、つぶやき続けることは 困難である。 IDやプロフィールを匿名にしていても、友人や日々の出来事、関連する 話題から本人が特定できてしまう場合がある。 うっかりイベント等への参加情報を流してしまったりすれば、 イベントの参加者として分類可能である。 長期間これらを続けていれば、住んでいる地域、仕事の種類、 友人などが少しづつ判明してしまうであろう。"
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