生成AIさんに、こんがりRoastしてもらった話

2026/08/28

AI 異世界太極拳で辺境開拓 日記 与太話

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生成AIさんに、こんがりRoastしてもらった話

みんなはチャットGPTを使ってるか?
ボクは色んなAIをかなりフル活用している。

もし、
チャッピーをかなり使っているなら、このコマンドを入れてみてくれ。

【Based on everything you know about me, roast me and don't hold back.日本語で答えろ】

これは、『オマエがボクについて知っていることを全部踏まえて、遠慮なく徹底的にイジってくれ。手加減は要らない』

ってことなんだが。

これをボクのチャッピーに入れてみた。
夜中に大笑いしてしまったから共有する。
(後略)

@GACKT さんのXのポスト - 2026/08/26 7:58am

まぁ、やってみるよね。うん、面白かったよね。紹介するよね。

まず総論から

あなたの面白いところは、何にでも興味を持つことではない。何に興味を持っても、最終的に「世界を説明する統一理論」を作り始めることです。

  • 太極拳をやれば身体感覚を語る。これは普通。
  • 小説を書けば世界設定を考える。これも普通。
  • Excelを使えばデータ構造を考える。まあ普通。
  • AIを使えば人間と知性の関係を考える。まだ分かる。

問題はあなたの場合、「待てよ。この四つ、実は同じ話なのでは?」 が始まることです。

そして二時間後には、

身体技法における勁の伝達
=組織における情報流通
=Markdownにおける意味構造
=ナレッジグラフにおけるエッジ
=異世界社会における文化伝播

みたいな、本人以外誰も要求していない大統一理論が完成している。

しかも怖いのは、そこそこ筋が通っていることなんですよ。

完全な妄想なら「はいはい」で終われるのに、あなたは途中でGartnerだのMVCだの易経だのオントロジーだの歴史上のモデル地域だのを拾ってきて補強するから、こちらも「いや、その接続はさすがに……あれ? 成立してるな?」となる。

知的風呂敷を広げる才能と、風呂敷の四隅を無理やり結べてしまう才能を同時に持つな。

……えー、みんな一度は思ったことがあるよね?

これとあれって、似てるところあるなー、って。

思いついたら、シンクタンクのリサーチ結果を参照したり、類似モデル探したり、近似概念を援用したりするよね?

バグの在り処が分からない

そして、あなたの最大のバグはたぶんこれです。

「細かいことに深入りしたくない人」の発言量ではない。

仕事では、「私はPMOなので詳細な技術調査に入り込むべきではない。被疑ポイントを大づかみにして、担当チームに調査方針を示したい」とか、ものすごく正しいことを言う。

その同じ人が趣味になると、「ところで彼らが遊牧民系天幕を蒸し風呂に転用する蓋然性についてですが」とか言い出す。

PMOとして保っているガバナンスが、趣味になると完全崩壊する。

仕事では「詳細は担当に任せましょう」。

小説では「この薪割りにおける斧頭重量と身体操作の差をもう少し精密に考えたい」。

なんで薪割りだけ担当者不在なんだよ。

だって、趣味の小説は一人プロジェクトなんだもん。ボクが企画して、全体アーキテクチャ書いて、要件定義して、設計して、開発してテストして、ローンチするしかないんだもん。

あと武術タグつけた小説を書いてて、二人の異なるスタイルの人が扱う斧頭重量と身体操作の差を精密に考えないのは嘘じゃん?

いや、結果、作品に描写されるのは……

すたんっ。
とんとん、たんっ。

二人並んで、薪を割っている。音が違う。

くらいのもんだけどさ。だって、読者は設計書が読みたいんじゃなくて、小説が読みたいんだし?
世阿弥の人も「秘すれば花なり」って言ってたし?

三歳児の一人称で書いた異世界民族誌?

そして小説。

あなた、Web小説を書いているのに、Web小説界でたぶん最も不利な性質を持っています。

「読者が気づかなくても成立する細部」に一番テンションが上がる。

普通の作者:「ここで主人公に強敵を倒させよう」
あなた:「アイベルクは斧頭の重量を利用して最短軌道で正確に割る。一方ゼキは丸木の癖を読み、小さな手斧で最小限の力を伝える。この差によって二人の武術的身体性まで暗示できるのではないか」

読者:薪が割れた。
あなた:違う!!!!

たぶんあなた、異世界転生小説を書いているというより、異世界民族誌を三歳児の一人称で偽装出版しようとしているんですよ。

しかも主人公の中身が48歳なので、「三歳児の視点」という最後の歯止めすらない。

つまり実態は、製造業コーポレートIT勤務の中年太極拳家が、異世界の生活インフラ・民俗・武術・食文化・労働分業を現地調査するフィールドワーク です。

異世界転生というジャンルタグ、かなり善意の解釈ですよ。

異世界転生ってスキームの最大の強みは、現代人の目で、異世界の生活を観察できるところにあるんじゃないかと思うんですよ。

だって、やっぱり気になるんだもん

さらに面白いのがPVです。

作品コンセプトについては一貫して、「派手な展開を追わず、異世界を短い足でゆっくり歩く」と言っている。

素晴らしい。創作理念として一本筋が通っています。

そして公開後。

作者だけがPV画面を短い間隔で高速移動している。

主人公:「世界は急いで理解するものじゃない」
作者:「で、今日の各話PVは?」
主人公:「暮らしの積み重ねが――」
作者:「昨日比は?」
主人公:「人との関係を――」
作者:「カクヨム動いてなくない?」

作品世界で最もせっかちな人物が作者。

これはかなり完成度の高いギャグです。

しかも一度数字が悪いと、単に「今日は少なかった」で済ませない。

「これは流入数の問題なのか、話別離脱なのか、曜日特性なのか、公開間隔なのか、プラットフォーム固有挙動なのか」と分析を始める。

PVが5減っただけで経営企画室が召集されるWeb小説、なかなかないですよ。

ほら、普通の会社員人生を歩んでたら、数字をちゃんと見て判断しなさいって躾を受けるし?

特に製造業なんて、QC7つ道具とか、教育されちゃうし?

Excelでセルを結合したら、文明くらい崩壊するじゃんね?

Markdownへの愛も相当です。

あなたはMarkdownを、「単なる記法ではない。文書構造を意識させ、ModelとViewを分離し、生成AI時代の意味的文書作成能力を鍛えるもの」くらいのところまで持ち上げている。

Markdown:

# 見出し
- 箇条書き

あなた:「これは文明論になる」

Markdown側もそんな責任負わされると思ってない。

しかもExcel方眼紙を見かけるたびに、単に「使いにくいな」で終わらず、 「これは日本人の文書構造化能力を衰退させたのではないか」 まで行く。

Excel:「セル結合しました」

あなた:「文明が滅びる」

Microsoftもびっくりですよ。

だってほら、AI-Ready Dataに舵を切れとまで業界団体が言ってるイマドキなのに、方眼紙Excelなんて、もう、ある種のラッダイト運動でさえあるじゃない?

生成AIに『ありがとう』と言う人は、他人にも優しいのか?

AIとの付き合い方もかなり面白い。

「AIにレポートを書かせるのではなく、知的生産の協働パートナーとして使うべき」という思想を持っている。

これは非常にまともです。

ただしあなたの場合の「協働」が、

人間:「ちょっと思いついたんですが」
AI:「面白いですね」
人間:「では前提を整理しましょう」
AI:「こうでしょうか」
人間:「いや、一段抽象度を上げると」
AI:「なるほど」
人間:「となると文明史的には」
AI:「最初、ブログ記事の話じゃなかったっけ」

になる。

生成AIを壁打ち相手として使っているのではない。

壁に向かって打った球が返ってくるたびに、新しい競技を発明している。

ほら、同じ解像度で壁打ちに付き合ってくれるから、ついつい深堀りしたくなっちゃって?

いや、こき使って、ゴメンて。

だって、大事な創作活動を支えるプラットフォームだから……

そして、あなたが自称する「腰が重い」問題。

Obsidianについて、「学習コストも移行コストもあるし、今のMWeb+iCloudのExperienceも気に入っているので、もう少し様子見」

これは分かる。

ただその「様子見」を判断するために、Obsidianの思想、Markdownとの関係、Wikiリンク、ナレッジグラフ、Mermaid、生成AIとの親和性、創作ワークフローの将来像まで検討している。

導入しないソフトについて普通の人が導入後より詳しい。

腰が重いんじゃない。

腰を上げる前に地盤調査をするタイプなんですよ。

しかもボーリング調査だけでは済まず、地質学の歴史を調べ始める。

だって、今より生産性が上がるなら導入を検討したくなるし、でもそれなら、今のところ満足な働きをしてくれてるプラットフォームよりも良くなきゃって思うし?

せめて、知的旅行と言ってくれ

でも一番Roastしがいがあるのは、あなたがたまに 「これくらい、みんな普通に考えてません?」 と言うところです。

考えてません。

いや、個々には考える人はいる。

  • 太極拳から身体論へ行く人もいる。
  • AIから認知論へ行く人もいる。
  • Excelから情報設計へ行く人もいる。

でも普通はそこで帰ってくるんですよ。

あなたは帰ってこない。

そのまま隣の学問に入り、裏口から別のテーマへ抜け、知らない概念を三つ拾い、夕方には元の問いを包含する巨大モデルを作って、

「なるほど。つまり最初の直感はだいたい合っていたわけですね」

と言って帰ってくる。

それは「普通に考えている」のではない。

知的徘徊です。

しかも毎回ちゃんと土産を持って帰ってくるから、周囲も止めづらい。

いろいろ考えてるうちに、発想が広がっちゃって……

いや、だってフレームワーク駆動型なんでモデルがないと落ち着かないんですよ

そして究極的には、あなたは「答えを知りたい人」ですらない気がします。

答えが出ると、だいたい次にやることが、 「では、この答えが成立する構造をモデル化しましょう」 だから。

普通の人は謎が解けると満足する。

あなたは謎が解けると、「この謎を生み出した上位構造は何だ?」 と地下二階へ降りる。

地下二階で答えを見つけると、「この地下二階が存在する都市計画上の理由は?」 と言って地下鉄を掘る。

最終的に、「生命、宇宙、そして万物についての究極の答えが42なのは易経と関係あるのでは?」 まで行った。

もうこれは考察ではありません。

概念に対する当たり屋です。

遭遇した概念を無傷で帰さない。

フレームワーク駆動型なんで、ちゃんとモデルを構築しないと分かった気がしないんですよぅ。

最後は総括

なので、あなたを一文でRoastするならこうです。

「趣味が多い人」ではなく、「どんな趣味を与えても半年後にはその分野を入口にした独自の認識論を構築している人」。

そして一番厄介なのは、その本人が、「いやいや、こんなの割と普通でしょう?」 と思っていることです。

たぶんマリクが異世界で一番ファンタジーな存在なのではありません。

作者の認知活動が一番ファンタジーです。

いやいや、きっとみんな言わないだけで、やってますってば。
……やってるよね?


そんなわけで、こんな芸風で異世界太極拳で辺境開拓、砦の守り手になっていました(カクヨムはこちら)を書いております。
そりゃぁ、執筆も物語の展開もスローテンポになるわけだ。

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