耳障りのいいキレイな台詞
ドライブ日和の青い空。
流れていく風景とそよ風。
ラジオからは悩める若者を励ますパーソナリティの声。
「ダイっキライ。耳障りのいいキレイな台詞」
「──あ?」
「だって、人はみんなビョードーだとか、信じればユメはかなうとか──嘘ばっかじゃん」
「──ガキ」(はぁ)
「んだよッ」
「世の中は不公平でアタリマエ。信じるだけでユメがかなえば苦労はねぇ。そーゆーコトにいちいち目くじら立ててるトコロがドリーム抜けてないガキの証拠だろ?」
「どーせガキだよッ。オッサンからしたらなおさらだよなッ」(ぷいっ)
「あ、でも一個だけホントの台詞、知ってるぞ」
「──あ?」
「世界デ一番、愛シテル」(ちゅっ)
「──なっ、なっ」
「な? なかなかキくだろ?」(にやにや)
「うるせーッ、棒読みでカッコつけんなっエロオヤジっ!」(わたわた)
──流れ出す甘い甘いラブソング。
解説
フジテレビの月9ドラマ『エンジン』を見ててふっと思いつく。
アレで思いついたのがコレってのもどーかって気がするけども。まぁ、思いついちゃったもんは仕方ない。
絵的には、けっこうスキ。
──けど、ガキ呼ばわりしちゃうくらい年下の彼女は気疲れしそうだなぁ。実際にいたとしたら。
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