2007/09/13

GhostScriptの使い方 基礎中の基礎編

 Ghostscriptのインストール(SPARC/Solaris 8 + Ghostscript 8.54)でインストールしたGhost Scriptの使い方。
 と言っても、ビューアとしての使い方と、PDFへの変換の仕方だけ。基礎中の基礎ってヤツである。

PostScript/PDFのデータを画面上に開く

   gs -sDEVICE=x11alpha ファイル名

 こんだけ。DEVICEの指定はWindowsの場合には変更する必要があるかもしれない。(X Windowに表示させろ、という意味のオプションなので)
 ちなみにこれで開くビューアにはGUI的なものがほとんどないので、ちょっと変換したデータを確認したい、くらいの用途にしか使えない(と思う)。
 長尺の図面を見たい、とか言う用途の場合にはPDFに変換してAcrobat Readerを使った方がいいかも。(定番というか、ほとんどGhost Scriptとセットみたいに扱われるGhostViewでも長尺の図面は見れそうな感じがしないし──ちゃんと使えば見れるかもしれないけど)

PostScriptのファイルをPDFに変換する

   gs -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pdfwrite -sOutputFile=PDFファイル PSファイル

 ちなみに、DEVICEの指定をいろいろ変えてやることで変換先のファイルフォーマットがいろいろ選べる。例えば -sDEVICE=jpeg でjpegファイルとか。(詳しくはGhostscript, Ghostview and GSview - Details of Ghostscript output devicesを参照のこと。)

 ページに回転をかけたい場合には、次のように実行する。(-cオプションがうまくいかない場合には、PostScriptファイルに直接<</Orientation X>> setpagedeviceを追加する, なおXは0~3の整数, 後述)
 なおPostScriptファイルに直接 <</Orientation X>> を追加した場合にも -dAutoRotatePages=/None は必ず指定すること。

   gs -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pdfwrite -dAutoRotatePages=/None -sOutputFile=pdffile.pdf -c <</Orientation X>> -f psfile.ps

 <</Orientation X>> setpagedevice の値の意味はそれぞれ以下の通り。

<</Orientation 0>> setpagedevice
Portlait (縦向き)
<</Orientation 1>> setpagedevice
Seascape (横向き・逆さ)
<</Orientation 2>> setpagedevice
Upside down (縦向き・逆さ)
<</Orientation 3>> setpagedevice
Landscape (横向き)

0 コメント: