GhostScriptの使い方 基礎中の基礎編
Ghostscriptのインストール(SPARC/Solaris 8 + Ghostscript 8.54)でインストールしたGhost Scriptの使い方。
と言っても、ビューアとしての使い方と、PDFへの変換の仕方だけ。基礎中の基礎ってヤツである。
PostScript/PDFのデータを画面上に開く
gs -sDEVICE=x11alpha ファイル名
こんだけ。DEVICEの指定はWindowsの場合には変更する必要があるかもしれない。(X Windowに表示させろ、という意味のオプションなので)
ちなみにこれで開くビューアにはGUI的なものがほとんどないので、ちょっと変換したデータを確認したい、くらいの用途にしか使えない(と思う)。
長尺の図面を見たい、とか言う用途の場合にはPDFに変換してAcrobat Readerを使った方がいいかも。(定番というか、ほとんどGhost Scriptとセットみたいに扱われるGhostViewでも長尺の図面は見れそうな感じがしないし──ちゃんと使えば見れるかもしれないけど)
PostScriptのファイルをPDFに変換する
gs -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pdfwrite -sOutputFile=PDFファイル PSファイル
ちなみに、DEVICEの指定をいろいろ変えてやることで変換先のファイルフォーマットがいろいろ選べる。例えば -sDEVICE=jpeg でjpegファイルとか。(詳しくはGhostscript, Ghostview and GSview - Details of Ghostscript output devicesを参照のこと。)
ページに回転をかけたい場合には、次のように実行する。(-cオプションがうまくいかない場合には、PostScriptファイルに直接<</Orientation X>> setpagedeviceを追加する, なおXは0~3の整数, 後述)
なおPostScriptファイルに直接 <</Orientation X>> を追加した場合にも -dAutoRotatePages=/None は必ず指定すること。
gs -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pdfwrite -dAutoRotatePages=/None -sOutputFile=pdffile.pdf -c <</Orientation X>> -f psfile.ps
<</Orientation X>> setpagedevice の値の意味はそれぞれ以下の通り。
- <</Orientation 0>> setpagedevice
- Portlait (縦向き)
- <</Orientation 1>> setpagedevice
- Seascape (横向き・逆さ)
- <</Orientation 2>> setpagedevice
- Upside down (縦向き・逆さ)
- <</Orientation 3>> setpagedevice
- Landscape (横向き)
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