2009/01/15

酢豚パインが許せない、が許せない

あたたかい果物が許せないんです。甘いものは甘いもので、しょっぱいものはしょっぱいもので食べたいんです。

なので、酢豚のパインが許せません。ドライカレーのレーズンも嫌いです。酢豚も好きです。パインも好きです。でも混ぜてはいけないんです。バラバラに食べたいんです。加熱されたパインを食べたくないんです。そのまま食べればおいしいものを、何故温めて食わねばならんのか。意味がわかりません。レーズンも同様であります。

酢豚パインが許せない - タケルンバ卿日記

 活動の基盤をはてなにおくタケルンバ卿の、火を通した果物は許しがたいというアツイあつい主張である。

 確かに、このあたりはあくまで好きずきはある。
 あるのだけど、しかし、パインが酢豚に入っているのは、糖酢を追い求めた結果であり、一つの必然であると強く主張したいのである。

 そしてヨーロッパに目をやれば、七面鳥にラズベリージャムのソース, 鴨にオレンジなど肉に火を通した果物という取り合わせは枚挙にいとまない。
 もちろんフルーツのパイなども多くは火を通しているわけであり。

 さらに突き進めば、マーマレードをはじめとするジャム類などは、煮詰めてなんぼ。もっと素朴なところでは焼きリンゴなどはたいそう美味しい。つまり、何を言いたいかというと、火を通したフルーツも美味しいということなんである。

 そのどれもが、少しでも美味しいものを食べたいと希求する人類の根源的欲求を叶えるために絶え間なく繰り返されてきた試行錯誤と工夫の結果であり、先人たちの残した大いなる遺産と言うべきなのである。それを否定するということは、我ら人類が営々と積み重ねてきた食文化という宝への侮辱ともいえるのである。
 ゆえにボクは酢豚パインが許せない、が許せないと述べたく1エントリを書き上げた次第。

 ————べ、別にロードにトラックバック飛ばしたかっただけ、なんてわけじゃないんだからねっ。人類の食文化を守りたかっただけなんだからっ。

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