2009/09/30

RE: 雑誌を無償でデジタル化 凸版が出版社向けに

紙媒体向けのデータを「電子化」するという新しい「出版」(多分、当面はニーズが続く)と、それをデリバリする部分のアレンジを着実に押さえた、ってところかな。

既存の出版社が「電子出版」に対応していくときの「不得意」な部分をガッチリ押さえつつ、しかも初期投資は不要ってトコロが上手いやり方だよね。フリーミアム的な「とりあえずやってみるのはタダ」というモデル(フリーミアムそのものではないけど)を意識しているニオイがする。

ただこれ、凸版自身の初期投資/ランニングコストは決して小さくないハズなんだよね。そのあたり、何年くらいで採算が取れる体制になるつもりなのか……電子書籍の市場が立ち上がったとはとても言えない現状で、どうやって回収計画を弾いたのかに凄く興味が沸いてしまう。

内容:

"凸版印刷は、雑誌を無償でデジタル化し、電子雑誌販売サイトなどに配信する出版社向けサービスを始める。出版社の負担を減らしてデジタル配信を推進。販売収益の一部を受け取る。"
- 雑誌を無償でデジタル化 凸版が出版社向けに - ITmedia NewsGoogle サイドウィキで表示

blog comments powered by Disqus