ケーブルを使わずに「電力」を送る技術をソニーが開発したというお話。この技術を使うと、電源ケーブルがなくても、まるで電波みたいに何もない空間を通って「電力」が通るようになる。「電力」を送る側と受け取る側の間に、金属があっても熱くならない(＝途中で「電力」が熱になってしまわない)というトコロがポイント。
この技術がご家庭に来たら、ぐちゃぐちゃのオバケみたいな配線に途方にくれるお父さんやら、そこにたまるホコリに苛立つお母さんの姿はなくなるんだろうな。それも、そう遠くないかもしれない。あと10年かそこらしたら、無線LAN感覚で少なくないご家庭でアタリマエに使われているかもしれない。場合によったらスマートグリッドとの合わせワザで無線LANそのものになってたりして。
もちろん、それだけでもボクらの生活を大きく変えるインパクトはある。でも、最終的には地域の発電センターや、宇宙空間に浮かぶ太陽光発電衛星からの電力配信が実現して、電力網の整備などの時間の掛かる課程を飛ばして「電力」を供給できるようになるハズ。そうなると、より低コスト(お金も環境負荷も)なエネルギーが出現して、途上国や紛争国もひっくるめて全く違った世界になるんだろうと、もう想像するだけでドキドキしてきちゃう。いつかはそうなる。問題はいつになるかだけど……さて、ボクが生きてるうちに実用ベースに乗ってくれるかなぁ。
内容:
"ソニー、電源のワイヤレス化に成功--50cm離れた機器へ60Wの電力を供給"
- ソニー、電源のワイヤレス化に成功--50cm離れた機器へ60Wの電力を供給:ニュース - CNET Japan （Google サイドウィキで表示）
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