2009/11/15

RE: Googleのサーゲイ・ブリン氏、ブック検索をめぐる批判に反論 - ITメディア #booksearch

元記事はGoogle Book Searchをめぐる米国での和解案(でも実質的には世界中で適用されてしまう)に対する批判に対して、GoogleのSergey Brinが2009.10.18日付けのNew York Times紙に署名入りの記事で激しい反論をした、というニュース。

ボクらにとっては"「書籍を簡単に閲覧できるサービスが100あればいいと思う。それが無理ならば、少なくともそうしたサービスが1つ存在する必要がある」"というSergey Brinの指摘が全てだと思う。著作権者たちにとってもね。

ボクたちはそれを必要としている。そしてGoogleだけがニーズに応えるためのリソースを用意し、アクションを起こした。

Googleの取り組みを批判する人たち(企業や組織でもいい, 個人の事業としては荷が勝ちすぎるのは事実だし)には、連合でもなんでも組んで、同じような取り組みを始めて欲しいと願う。

もちろん出版社にとっては面白くない試みであるし、和解案それ自体も米国での都合に偏りすぎていて見直しの余地は多いにある。また、この事業を実行に移すには、今のところとてつもない大きなリソースを必要とするのも事実だ。

でも、いちばん最初にして最も大きな難関であった著作権者や出版社との「和解」が決して不可能でないことはGoogleが示したじゃないか。そして、AmazonにもMicroSoftにも、それを実行に移すだけのリソースはあり、また動機もあるじゃないか。

なんでも無料で読ませろ、というのは確かにムシの良すぎる話だとは思う。でもね、どこの出版社も、それを流通させることをやめてしまったような書籍に関しては、世界のどこかでその本を必要としているかもしれない人の手に届くようにしてあげるべきだと思うんだ。誰にとっても、それがシアワセなんじゃないかなぁ。

内容:

"「書籍を簡単に閲覧できるサービスが100あればいいと思う。それが無理ならば、少なくともそうしたサービスが1つ存在する必要がある」とブリン氏は主張する。"
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