2009/11/13

RE: 電子書籍と読書体験のクラウド化 - WIRED VISION

「読書」コンテンツのデジタル化が「読書体験の再定義」になることは、「音楽」や「映像」におけるそれを思い出せば自明だよね。

思うに「メディア」の乗り換えというのは「体験の再定義」を確実に伴うもので、つまりボクたちの「知覚」や「思考」はメディアやデバイスの制約からなかなか離れがたいものだってことでもあるかもしれない。ボクら凡夫がなかなか悟りを開けないのも「凡夫のデバイス」であるところの「肉体」に「意識」が囚われているからかもしれない……なんちって。

そんな周回遅れのサイバーパンクな妄想を、この記事を読んでふと思いついた。

さておき、これから5年の間に、確実「読書体験の再定義」はコドモタチの手に届く程度にはコモディティに変わる。ボクたちオトナと、彼らの間の「読書体験」のギャップは、どういう形で影響してくるのかな。それとも「読書体験」を味わう層は今も昔も少数派だから、大した影響はないのかな?

内容:

"楠正憲さんも「Kindleでのコンテンツ購入の概念が非常にクラウド的と感じた」と書かれていますが、Amazon や Google の電子出版の取り組みは、本のクラウド化、読書体験のクラウド化を押し進めていると考えることができます。 セバスチャン・メアリーは「いまこそ本当の読書用iPodを」において、本の物理的形態が文章の長さを決めてきたということを書いていますが、電子書籍が本というフォーマットそのものにもたらす影響が絶対あるはずで、仲俣暁生さんが書く「デジタル積ん読」の話のように、これから読書体験自体が再定義されていくのかもしれません。"
- 電子書籍と読書体験のクラウド化 | WIRED VISIONGoogle サイドウィキで表示

blog comments powered by Disqus