2009/12/17

RE: 「記者は40歳でフリー」はどうか(1/5) - あらたにす(日経・朝日・読売)

元記事は新聞社のビジネスモデルが崩壊しつつあるコトを踏まえ「ジャーナリスト」のexitとして独立という道を、新聞社側が提案/提供していってはどうか? という提案。

「専門家」による深堀/分析された記事はネットでの有料提供でも通用するハズだが、「新聞社」という大組織を支えるほどの収入源には成り得ないだろう、と。

新聞社は駆け出しのジャーナリストを「専門家」として育て、やがて古強者を「独立」させつつ「場」を提供する。引き換えに、若いメンバーで構成されたスマートでコスト体質の良い組織を残せんだ、と。そんなところかな。

前半の現状分析は、もっともだと思うんだ。実際、アメリカではそのようになってきている。ただ、後半の「新聞社」への提案は難しいところもあるかもしれない、と思う。

駆け出しを「専門家」として育てるコトは可能かもしれない。でも、彼らを育て「独立」させるだけで「新聞社」が生き残れるかというと……という点で疑問があるんだ。その程度のコトで生き残れるのかしら? って。

この提案それ自体は良いものだと思うんだけど。

内容:

"新聞3紙でつくるサイトなのに無謀なタイトルの原稿を書き始めてしまった気もするが、何の前提もなしに「フリーにしたら」と言っているわけではない。それなりの環境をととのえることができれば、活気のある「ジャーナリズムの未来」が開けるのではないかと思う。"
- 歌田 明弘 - 新聞案内人 :新s あらたにす(日経・朝日・読売)Google サイドウィキで表示

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