2006/11/29

Web 2.0とは何か

 mixiで、マイミクさんの日記を読んでいると、Web 2.0についての考察の課題を出された,詳しい人が居たら教えて欲しいという。
 おぉ、良いblog更新のネタが手に入ったわいとさほどないお節介心がむくむくとわいてきて、筆ならぬキーボードを取った次第。

 ところが。
  Web 2.0とビジネスモデルに関する考察なんて記事まで書いときながら、いざWeb 2.0そのものについて書き出そうと思うとキータッチが進まない。
 あ、こりゃまず自分が勉強しなきゃなならないと気づいたりもして。なるほど、親切は人のためならずとは、昔の人はイイコト言った! ってなもんである。
 さても、まずはお得意の引用から。

Web 2.0(ウェブ ニーテンゼロ)とは、World Wide Webの様々な点での進化を総称したものであり、アーキテクチャやアプリケーションを含んでいる。しかし、その意味について明確な合意が形成されているとは言い難く、メディアが最新技術に不案内な素人を煽るための宣伝文句として使っている場合が多い。近年流行のバズワードの代表格として広く知られる。

英語での正式な読み方は、「ウェブ・ツー・ポイント・オー」。

Wikipedia - Web 2.0より引用

 要するに、特定の技術を指した言葉ではなくモノの考え方だってことである。
 実際、使われている要素技術のほとんどが、特に目新しくもない、こなれたものであったりする。
 たとえばWeb 2.0の代名詞みたいに言われているAJAXも、XMLJavaScriptという随分前から存在する技術の組み合わせでユーザインターフェイスを作りこむテクニックだ。
 他にもよく言われるWikiblogなんかも、中身はCGIRSS,時にAJAXである。

 ちなみに、言いだしっぺはIT関連の書籍で実用性と内容の濃さ・深さには定評があるオライリーの社長、Tim O'Reilly氏である。
 その時の論文の邦訳がCNET Japanに掲載されているのでリンクを貼っておく。

 ちょっと長いけれど、原点にあたるという意味で未読であれば是非とも読んでみて欲しい。
 なにげなくオンライン書店のアマゾンで買い物してても、オンライン百科事典のWikipediaで調べ物してても「あ、もしかしてそういうこと?」と思いつくところがあるはずだ。

 で、メディアやITコンサルタント,ITソリューションなんかの──いわゆるギョーカイの人たちがクライアントや素人さんを丸め込むのに便利に使う言葉でもあったりする。
 だから時に注意が必要だったりもする。特に新規事業を計画してるシャチョーさんとか、あんまりインターネットの世界に興味のないIT担当者さんなんかはご注意である。気がついたら、なんだかわけもわからないうちに無駄な投資を押し付けられたりもしかねない。

 とは言え。
 他方で、IT業界に限らず、世間一般で大きなうねりを作り出しつつあるコンセプトでもある。最近は、新聞の紙面でも普通に見かけるコトバになってきている。
 実際、そのコンセプトはここ数年で、インターネットを舞台に起こっている世間の変化をよく捕らえている。
 つまりそれは──

  1. インターネットとは無数の知と情報とが、互いに繋がりあい交換しあう『もう一つの、そして巨大な脳』であるというパラダイム
  2. 『もう一つの、そして巨大な脳』をプラットフォームとして、その上にOSやハードウェアに依存しないアプリケーションを構築しようとするデザイン・コンセプト
  3. 『もう一つの、そして巨大な脳』に繋がる絶対的多数の人々を積極的に信頼し、その参加を促すアーキテクチャ

 これらのITサイドから起こった変化が、世間に波及して起こったものだと言える。
 それがいったい、どういうものなのかはウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるを片手に、実際にWeb 2.0的なサービスを利用しながら、アレコレ想像してみて欲しい。

 百聞は一見にしかず。
 実際に参加してみるのがイチバンの方法だから。





 ──いや、ここまで書いて力尽きちゃったわけじゃないよ? ホントだよ?

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